この記事の要点(30秒でわかる)
  • Googleフォームなら、問い合わせ・予約・アンケートのフォームを“無料・登録済みのGoogleアカウントだけ”で作れます。ソフトの購入も月額料金も不要。
  • 作り方はかんたん3ステップ。①フォームを作る → ②回答をスプレッドシートに自動集計 → ③新着をメール通知。手入力の転記はゼロにできます。
  • Googleの公式ヘルプによると、1つのフォームに質問・画像・動画などを最大300個、セクションを最大75個まで追加できます。
  • できたフォームはURL(リンク)やQRコードで案内・自社サイトに埋め込みもでき、お客様はスマホからそのまま入力できます。
  • この記事では、はじめての方でも迷わないよう画面操作の順番・つまずきやすい点・完成チェックリストまで、公式手順にそって解説します。

「問い合わせフォーム、まだメールと電話だけ」で困っていませんか?

「ホームページに“お問い合わせ”を置きたいけれど、業者に頼むと費用がかかる」。「予約の受付を、電話とLINEだけでさばいていて取りこぼしが心配」。「お客様アンケートを紙で集めて、あとから手入力するのが大変」。——中小企業・個人事業では、よくあるお悩みです。

そんなときに心強いのが、Googleフォームです。ふだんGmailを使っているなら、追加費用ゼロ・その日のうちに、問い合わせ・予約・アンケートのフォームを作れます。しかも集まった回答は自動で一覧表(スプレッドシート)にたまり、新着はメールで届く——手入力の転記から解放されます。

この記事では、はじめての方が迷わずに作れるよう、Google公式ヘルプの手順にそって、画面操作の順番でやさしく解説します。専門用語はできるだけ避けています。読み終えるころには、あなたの会社の「受付窓口」がひとつ増えています。

この記事でできるようになること

①目的に合ったフォームをゼロから作る/②質問を追加し、必須項目を設定する/③回答をスプレッドシートに自動でためる/④新着回答をメールで受け取る/⑤フォームを公開してお客様に案内する。すべて無料の範囲で完結します。

まずイメージ|Googleフォームでできる“3つの受付窓口”

白いシャツのアジア系男性がデスクのモニターとノートPC、タブレットを使ってオフィスで作業する様子

「フォーム」と聞くと難しそうですが、要は“ネット上の記入用紙”です。中小企業でよく使われる代表的な3つの使い道を見てみましょう。

✉️
お問い合わせ受付

会社名・お名前・連絡先・ご相談内容を入力してもらう窓口。24時間受付でき、電話に出られない時間帯の取りこぼしを防げます。

📅
予約・申込の受付

希望日時・人数・メニューなどを選んでもらう受付。回答が一覧でたまるので、電話メモの紛失や二重予約を減らせます。

📊
アンケート・満足度調査

来店後の感想や要望を集めるアンケート。選択式にすれば集計もラクで、サービス改善のヒントが数字で見えてきます。

どれも作り方の基本は同じです。まずはいちばん需要の多い「お問い合わせフォーム」を例に、手順を追っていきましょう。

3ステップで完成|Googleフォームの作り方

ノートパソコンの横で開いたノートにペンでメモを書き込む黒シャツのアジア系男性

準備するものは、ふだん使っているGoogleアカウント(Gmail)だけ。パソコンでもスマホでも作れますが、最初はパソコンのほうが操作しやすくおすすめです。

  1. ステップ1:新しいフォームを作る
    パソコンのブラウザで forms.google.com を開き、Googleアカウントでログインします。「空白のフォーム(+)」を選ぶと、まっさらなフォームが開きます。まずいちばん上のタイトルを「お問い合わせ」などに変更し、その下の説明欄に「以下をご入力のうえ送信してください。担当より折り返しご連絡します。」のような案内文を入れておくと親切です。
  2. ステップ2:質問を追加して形式を選ぶ
    右側の「+(質問を追加)」を押すたびに、質問がひとつ増えます。質問文を入力し、右側のメニューから回答の形式——名前や会社名は「記述式(短文)」、ご相談内容は「段落(長文)」、希望メニューは「ラジオボタン(1つ選ぶ)」など——を選びます。Google公式ヘルプによると、記述式・段落・選択式・チェックボックス・プルダウン・日付など、多彩な形式から選べます。連絡がとれるよう、メールアドレス欄は必ず入れておきましょう。
  3. ステップ3:必須項目を設定して見た目を整える
    お名前・連絡先など絶対に入力してほしい質問は、右下の「必須」をオンにします。これで空欄のままでは送信できなくなり、連絡先漏れを防げます。上部の「テーマをカスタマイズ(パレットのアイコン)」で色やヘッダー画像を変えれば、自社らしい見た目に。最後に上部の「プレビュー(目のアイコン)」で、お客様に見える画面を必ず確認しましょう。
コツ:質問は“少なめ”がよく集まる

入力項目が多いほど、お客様は面倒に感じて離脱しがちです。問い合わせなら「お名前・メール・電話(任意)・ご相談内容」の4つ程度にしぼると、最後まで入力してもらいやすくなります。あとから追加・変更はいつでもできます。

ここが本番|回答を“自動で一覧”にためる(スプレッドシート連携)

木目のデスクに置かれたタブレットに表示されたアクセス解析ダッシュボードの折れ線グラフ

Googleフォームの一番の魅力は、集まった回答が自動で表にたまり、手入力の転記がいらないことです。設定はワンクリックで済みます。

  1. 「回答」タブを開く
    フォーム編集画面の上部にある「回答」タブをクリックします。ここでは届いた回答を「概要(グラフ)」「質問別」「個別」で確認できます。
  2. スプレッドシートにリンクする
    「回答」タブのスプレッドシートのアイコン(またはその他メニュー内の「回答の送信先を選択」)を押し、「新しいスプレッドシートを作成」を選びます。これで、回答をためる専用の一覧表が自動でできます(既存の表を指定することも可能)。
  3. あとは自動で行が増えていく
    以降は新しい回答が届くたびに、スプレッドシートに1行ずつ自動で追加されます。日時・入力内容がきれいに並ぶので、そのまま名簿・問い合わせ管理台帳として使えます。並べ替えや検索もかんたんです。
公式ヘルプの記載(要点)

Googleの公式ヘルプによると、フォームの回答をスプレッドシートで表示するには「回答」を開き「スプレッドシートにリンク」を選択、保存先は「新しいスプレッドシートを作成」または「既存のスプレッドシートを選択」から指定できます。作成したスプレッドシートには、フォームの共同編集者も自動でアクセスできるようになります。

見落とし防止|新着回答を“メール通知”で受け取る

「フォームを作ったのに、回答が来たことに気づかず放置してしまった」——これが一番もったいない失敗です。新着メール通知をオンにしておけば安心です。

スマホでも見逃さない工夫

通知メールが届くGmailをスマホにも入れておけば、外出先でも問い合わせや予約にすぐ気づけます。返信の速さは、そのまま「受注できるかどうか」に直結します。「気づく → すぐ返す」の仕組みを、無料で作れるのがGoogleフォームの強みです。

お客様に届ける|公開・リンク・QRコード・サイト埋め込み

フォームが完成したら、いよいよお客様に使ってもらいます。Google公式ヘルプによると、フォームを公開したうえで「送信」または「公開」から共有方法を選べます。中小企業でよく使う3つの案内方法を紹介します。

  1. リンク(URL)で案内する
    「送信」→リンクのアイコンから、フォームのURLをコピーできます。長いURLは「短縮」も可能。メール署名・LINE・SNSプロフィール・名刺のひとことなどに貼って案内できます。
  2. QRコードにする
    発行したURLを無料のQRコード作成サービスでQR化すれば、チラシ・店頭POP・請求書に印刷して、スマホでピッと読み取ってもらえます。紙とネットの橋渡しに便利です。
  3. 自社サイトに埋め込む
    「送信」→「< >」(HTMLを埋め込む)のコードを、ホームページの問い合わせページに貼れば、サイト内にフォームを表示できます。ページを離れさせずに入力してもらえるのが利点です。
あわせて読みたい

受付窓口ができたら、次は「見つけてもらう」こと。地図からの集客は「Googleビジネスプロフィール 登録・集客の実践5ステップ」、検索・AI時代の集客は「Googleの“AI回答”時代に中小企業がやるべき集客のキホン」もご参照ください。

公開前の最終チェックリスト|7項目

お客様に案内する前に、次の7項目をひととおり確認しましょう。「作ったのに使えない」を防げます。

個人情報の取り扱いはていねいに

問い合わせフォームでは、お名前・連絡先などの個人情報を預かります。「いただいた情報はご連絡以外の目的には使いません」といった一文を説明欄やお礼メッセージに添えると安心感が高まります。取得した情報の管理・削除のルールも社内で決めておきましょう(具体的な法令対応は専門家にご確認ください)。

まとめ|“受付窓口を増やす”のに、お金も専門知識もいらない

Googleフォームは、中小企業が「取りこぼしを減らし、事務をラクにする」ための、無料で今すぐ始められる道具です。ポイントを振り返ると、やることは①フォームを作る → ②回答を自動で一覧化 → ③新着をメール通知の3つだけ。これだけで、24時間動く受付窓口が完成します。

大切なのは、「完璧を目指して作り込みすぎない」こと。まずは項目少なめのシンプルなフォームで公開し、使いながら育てていけば十分です。あとからの追加・修正は自由自在です。

「自社サイトにきれいに組み込みたい」「予約フォームと業務の流れをまるごと自動化したい」「フォームで集めた情報を、AIも使ってもっと活用したい」——そんな一歩先の仕組みづくりは、Office Nの得意分野です。中小企業・個人事業のリアルに寄りそって、無理なく続く“集客と業務効率化のしくみ”をご提案します。まずはお気軽にご相談ください。

出典・参考(2026年7月13日 閲覧・Google公式ヘルプの一次情報)
  • Google ドキュメント エディタ ヘルプ「フォームを編集する」 https://support.google.com/docs/answer/2839737?hl=ja
  • Google ドキュメント エディタ ヘルプ「フォームの質問の形式を選択する」 https://support.google.com/docs/answer/7322334?hl=ja
  • Google ドキュメント エディタ ヘルプ「フォームの回答を表示、管理する」 https://support.google.com/docs/answer/139706?hl=ja
  • Google ドキュメント エディタ ヘルプ「フォームの回答の保存先を選択する」 https://support.google.com/docs/answer/2917686?hl=ja
  • Google ドキュメント エディタ ヘルプ「フォームを公開して回答者と共有する」 https://support.google.com/docs/answer/2839588?hl=ja
  • Google Workspace ラーニング センター「Google フォームで最初のフォームを作成する」 https://support.google.com/a/users/answer/9303071?hl=ja

※本記事は、上記のGoogleが公表するヘルプ情報に基づく一般的な操作解説です(2026年7月13日時点)。ボタン名・画面の配置・利用できる機能は、Googleのアップデートにより変更される場合があります。最新・正確な手順は必ずGoogle公式ヘルプでご確認ください。個人情報の取り扱いに関する法令対応など、個別の判断が必要な事項は専門家にご相談ください。

よくある質問

Q. Googleフォームは本当に無料で使えますか?
A. はい。無料のGoogleアカウント(Gmailのアカウント)があれば無料で利用できます。Googleの公式ヘルプによると、1つのフォームに質問・説明・画像・動画などを最大300個まで、セクションを最大75個まで追加できます。追加のソフト購入や月額料金なしで、問い合わせ・予約・アンケートのフォームを作れます。
Q. 集まった回答は、どこで確認できますか?
A. フォームを開いて上部の「回答」タブを開くと、回答をその場で確認できます。さらに「スプレッドシートにリンク」を選ぶと、回答を自動でGoogleスプレッドシート(無料の表計算)に一覧で蓄積できます。新しい回答が届くたびに行が自動で追加されるため、手入力の転記は不要です。
Q. 新しい回答が来たら、メールで知らせてもらえますか?
A. はい。フォームの「回答」タブで、その他アイコン(縦三点)から「新しい回答についてのメール通知を受け取る」をオンにすると、回答が届くたびにフォームの所有者にメールで通知されます。問い合わせや予約の見落とし防止に役立ちます。
Q. 作ったフォームは、どうやってお客様に見てもらいますか?
A. フォームを公開したうえで、右上の「送信」または「公開」から、フォームのURL(リンク)を発行できます。そのリンクを自社サイトのボタンに設定したり、メール・SNS・QRコードで案内したりすれば、お客様はスマホやパソコンからそのまま入力できます。ホームページに埋め込む形(HTMLの貼り付け)も選べます。
「問い合わせ・予約のしくみを、無理なく自動化したい」——まずは無料でご相談ください。
静岡・横浜・茨城/全国オンライン対応。フォーム設計・Web集客・業務効率化・AI活用までワンストップ。
← 記事一覧へもどる