- Googleフォームなら、問い合わせ・予約・アンケートのフォームを“無料・登録済みのGoogleアカウントだけ”で作れます。ソフトの購入も月額料金も不要。
- 作り方はかんたん3ステップ。①フォームを作る → ②回答をスプレッドシートに自動集計 → ③新着をメール通知。手入力の転記はゼロにできます。
- Googleの公式ヘルプによると、1つのフォームに質問・画像・動画などを最大300個、セクションを最大75個まで追加できます。
- できたフォームはURL(リンク)やQRコードで案内・自社サイトに埋め込みもでき、お客様はスマホからそのまま入力できます。
- この記事では、はじめての方でも迷わないよう画面操作の順番・つまずきやすい点・完成チェックリストまで、公式手順にそって解説します。
「問い合わせフォーム、まだメールと電話だけ」で困っていませんか?
「ホームページに“お問い合わせ”を置きたいけれど、業者に頼むと費用がかかる」。「予約の受付を、電話とLINEだけでさばいていて取りこぼしが心配」。「お客様アンケートを紙で集めて、あとから手入力するのが大変」。——中小企業・個人事業では、よくあるお悩みです。
そんなときに心強いのが、Googleフォームです。ふだんGmailを使っているなら、追加費用ゼロ・その日のうちに、問い合わせ・予約・アンケートのフォームを作れます。しかも集まった回答は自動で一覧表(スプレッドシート)にたまり、新着はメールで届く——手入力の転記から解放されます。
この記事では、はじめての方が迷わずに作れるよう、Google公式ヘルプの手順にそって、画面操作の順番でやさしく解説します。専門用語はできるだけ避けています。読み終えるころには、あなたの会社の「受付窓口」がひとつ増えています。
①目的に合ったフォームをゼロから作る/②質問を追加し、必須項目を設定する/③回答をスプレッドシートに自動でためる/④新着回答をメールで受け取る/⑤フォームを公開してお客様に案内する。すべて無料の範囲で完結します。
まずイメージ|Googleフォームでできる“3つの受付窓口”

「フォーム」と聞くと難しそうですが、要は“ネット上の記入用紙”です。中小企業でよく使われる代表的な3つの使い道を見てみましょう。
会社名・お名前・連絡先・ご相談内容を入力してもらう窓口。24時間受付でき、電話に出られない時間帯の取りこぼしを防げます。
希望日時・人数・メニューなどを選んでもらう受付。回答が一覧でたまるので、電話メモの紛失や二重予約を減らせます。
来店後の感想や要望を集めるアンケート。選択式にすれば集計もラクで、サービス改善のヒントが数字で見えてきます。
どれも作り方の基本は同じです。まずはいちばん需要の多い「お問い合わせフォーム」を例に、手順を追っていきましょう。
3ステップで完成|Googleフォームの作り方

準備するものは、ふだん使っているGoogleアカウント(Gmail)だけ。パソコンでもスマホでも作れますが、最初はパソコンのほうが操作しやすくおすすめです。
-
ステップ1:新しいフォームを作るパソコンのブラウザで forms.google.com を開き、Googleアカウントでログインします。「空白のフォーム(+)」を選ぶと、まっさらなフォームが開きます。まずいちばん上のタイトルを「お問い合わせ」などに変更し、その下の説明欄に「以下をご入力のうえ送信してください。担当より折り返しご連絡します。」のような案内文を入れておくと親切です。
-
ステップ2:質問を追加して形式を選ぶ右側の「+(質問を追加)」を押すたびに、質問がひとつ増えます。質問文を入力し、右側のメニューから回答の形式——名前や会社名は「記述式(短文)」、ご相談内容は「段落(長文)」、希望メニューは「ラジオボタン(1つ選ぶ)」など——を選びます。Google公式ヘルプによると、記述式・段落・選択式・チェックボックス・プルダウン・日付など、多彩な形式から選べます。連絡がとれるよう、メールアドレス欄は必ず入れておきましょう。
-
ステップ3:必須項目を設定して見た目を整えるお名前・連絡先など絶対に入力してほしい質問は、右下の「必須」をオンにします。これで空欄のままでは送信できなくなり、連絡先漏れを防げます。上部の「テーマをカスタマイズ(パレットのアイコン)」で色やヘッダー画像を変えれば、自社らしい見た目に。最後に上部の「プレビュー(目のアイコン)」で、お客様に見える画面を必ず確認しましょう。
入力項目が多いほど、お客様は面倒に感じて離脱しがちです。問い合わせなら「お名前・メール・電話(任意)・ご相談内容」の4つ程度にしぼると、最後まで入力してもらいやすくなります。あとから追加・変更はいつでもできます。
ここが本番|回答を“自動で一覧”にためる(スプレッドシート連携)

Googleフォームの一番の魅力は、集まった回答が自動で表にたまり、手入力の転記がいらないことです。設定はワンクリックで済みます。
-
「回答」タブを開くフォーム編集画面の上部にある「回答」タブをクリックします。ここでは届いた回答を「概要(グラフ)」「質問別」「個別」で確認できます。
-
スプレッドシートにリンクする「回答」タブのスプレッドシートのアイコン(またはその他メニュー内の「回答の送信先を選択」)を押し、「新しいスプレッドシートを作成」を選びます。これで、回答をためる専用の一覧表が自動でできます(既存の表を指定することも可能)。
-
あとは自動で行が増えていく以降は新しい回答が届くたびに、スプレッドシートに1行ずつ自動で追加されます。日時・入力内容がきれいに並ぶので、そのまま名簿・問い合わせ管理台帳として使えます。並べ替えや検索もかんたんです。
Googleの公式ヘルプによると、フォームの回答をスプレッドシートで表示するには「回答」を開き「スプレッドシートにリンク」を選択、保存先は「新しいスプレッドシートを作成」または「既存のスプレッドシートを選択」から指定できます。作成したスプレッドシートには、フォームの共同編集者も自動でアクセスできるようになります。
見落とし防止|新着回答を“メール通知”で受け取る
「フォームを作ったのに、回答が来たことに気づかず放置してしまった」——これが一番もったいない失敗です。新着メール通知をオンにしておけば安心です。
- フォーム編集画面で「回答」タブを開く
- 右上の「その他(縦三点のアイコン)」をクリック
- メニューから「新しい回答についてのメール通知を受け取る」を選んでオンにする
- これで、回答が届くたびにフォーム所有者のGmailへ通知メールが自動で届く
通知メールが届くGmailをスマホにも入れておけば、外出先でも問い合わせや予約にすぐ気づけます。返信の速さは、そのまま「受注できるかどうか」に直結します。「気づく → すぐ返す」の仕組みを、無料で作れるのがGoogleフォームの強みです。
お客様に届ける|公開・リンク・QRコード・サイト埋め込み
フォームが完成したら、いよいよお客様に使ってもらいます。Google公式ヘルプによると、フォームを公開したうえで「送信」または「公開」から共有方法を選べます。中小企業でよく使う3つの案内方法を紹介します。
-
リンク(URL)で案内する「送信」→リンクのアイコンから、フォームのURLをコピーできます。長いURLは「短縮」も可能。メール署名・LINE・SNSプロフィール・名刺のひとことなどに貼って案内できます。
-
QRコードにする発行したURLを無料のQRコード作成サービスでQR化すれば、チラシ・店頭POP・請求書に印刷して、スマホでピッと読み取ってもらえます。紙とネットの橋渡しに便利です。
-
自社サイトに埋め込む「送信」→「< >」(HTMLを埋め込む)のコードを、ホームページの問い合わせページに貼れば、サイト内にフォームを表示できます。ページを離れさせずに入力してもらえるのが利点です。
受付窓口ができたら、次は「見つけてもらう」こと。地図からの集客は「Googleビジネスプロフィール 登録・集客の実践5ステップ」、検索・AI時代の集客は「Googleの“AI回答”時代に中小企業がやるべき集客のキホン」もご参照ください。
公開前の最終チェックリスト|7項目
お客様に案内する前に、次の7項目をひととおり確認しましょう。「作ったのに使えない」を防げます。
- プレビュー(目のアイコン)で自分でテスト送信し、最後まで送れることを確認した
- お名前・連絡先など必須項目に「必須」を設定している
- メールアドレス欄があり、折り返し連絡ができる
- 回答がスプレッドシートに自動でたまる設定になっている
- 新着メール通知をオンにした(見落とし防止)
- 入力項目は必要最小限(多すぎない)に絞れている
- 個人情報を集める場合は利用目的をひとこと明記し、送信後のお礼メッセージも整えた
問い合わせフォームでは、お名前・連絡先などの個人情報を預かります。「いただいた情報はご連絡以外の目的には使いません」といった一文を説明欄やお礼メッセージに添えると安心感が高まります。取得した情報の管理・削除のルールも社内で決めておきましょう(具体的な法令対応は専門家にご確認ください)。
まとめ|“受付窓口を増やす”のに、お金も専門知識もいらない
Googleフォームは、中小企業が「取りこぼしを減らし、事務をラクにする」ための、無料で今すぐ始められる道具です。ポイントを振り返ると、やることは①フォームを作る → ②回答を自動で一覧化 → ③新着をメール通知の3つだけ。これだけで、24時間動く受付窓口が完成します。
大切なのは、「完璧を目指して作り込みすぎない」こと。まずは項目少なめのシンプルなフォームで公開し、使いながら育てていけば十分です。あとからの追加・修正は自由自在です。
「自社サイトにきれいに組み込みたい」「予約フォームと業務の流れをまるごと自動化したい」「フォームで集めた情報を、AIも使ってもっと活用したい」——そんな一歩先の仕組みづくりは、Office Nの得意分野です。中小企業・個人事業のリアルに寄りそって、無理なく続く“集客と業務効率化のしくみ”をご提案します。まずはお気軽にご相談ください。
- Google ドキュメント エディタ ヘルプ「フォームを編集する」 https://support.google.com/docs/answer/2839737?hl=ja
- Google ドキュメント エディタ ヘルプ「フォームの質問の形式を選択する」 https://support.google.com/docs/answer/7322334?hl=ja
- Google ドキュメント エディタ ヘルプ「フォームの回答を表示、管理する」 https://support.google.com/docs/answer/139706?hl=ja
- Google ドキュメント エディタ ヘルプ「フォームの回答の保存先を選択する」 https://support.google.com/docs/answer/2917686?hl=ja
- Google ドキュメント エディタ ヘルプ「フォームを公開して回答者と共有する」 https://support.google.com/docs/answer/2839588?hl=ja
- Google Workspace ラーニング センター「Google フォームで最初のフォームを作成する」 https://support.google.com/a/users/answer/9303071?hl=ja
※本記事は、上記のGoogleが公表するヘルプ情報に基づく一般的な操作解説です(2026年7月13日時点)。ボタン名・画面の配置・利用できる機能は、Googleのアップデートにより変更される場合があります。最新・正確な手順は必ずGoogle公式ヘルプでご確認ください。個人情報の取り扱いに関する法令対応など、個別の判断が必要な事項は専門家にご相談ください。
