- Googleの検索結果に出る説明文(スニペット)や、検索結果の上に出る「AIによる概要」に使われる文章は、ホームページの側から「ここは使わないで」と伝える書き方が用意されています。
- 書き方は4つ。一部だけ隠す(data-nosnippet)、文字数で絞る(max-snippet)、ページの説明文をまるごと出さない(nosnippet)、検索そのものに出さない(noindex)です。
- ただし、止めれば止めるほど検索で見つけてもらう入口も細くなります。Googleの公式ドキュメントの内容と、小さな会社での使いどころ、効かない時の確認をまとめます。
「去年のキャンペーン価格が、いまも検索結果の説明文に出ている」「ページの下に小さく書いた注意書きだけが、AIの要約に抜き出されていた」——ホームページを持つ会社なら、一度は気になる場面です。
こうした「抜き出される文章」には、ホームページの側から希望を伝える方法があります。この記事では、Googleが公式ドキュメントに書いている4つの書き方を、専門用語をなるべく使わずにお伝えします。Googleのドキュメント6ページは、2026年10月14日に当社が原文を取得して確認しました(出典は記事末)。なお、冒頭の2つの場面は説明のための例で、実際にあった事例ではありません。
「スニペット」とは——検索結果とAIの要約に抜き出される文章

Googleで検索すると、青いタイトルの下に2〜3行の説明文が出ます。これがスニペットです。Googleの公式ドキュメントは、スニペットを「検索結果の説明または要約部分」と説明しています。
この文章は、会社の側が決めて出しているものではありません。ドキュメントには次のように書かれています。
- スニペットはページの内容から自動的に生成される
- 検索された言葉に合わせて作られるので、検索ごとに違うスニペットが出ることがある
- ページに書いた紹介文(メタ ディスクリプション)のほうがページを正確に説明できる場合は、そちらが使われることもある
- Googleは、個々のサイトのスニペットを手動で変更することはできない
つまり、ページのどこが抜き出されるかは、基本的にGoogleの仕組みが決めます。そこで用意されているのが、次の章の「伝え方」です。同じ伝え方が、検索結果の上に出る「AIによる概要」と、会話しながら調べる「AIモード」にも使われる、と公式ドキュメントに書かれています。
伝え方は4つ——隠す範囲の小さい順に並べる

Googleの「AI 機能とウェブサイト」というページには、検索に表示されるページからの情報を制限するにはnosnippet、data-nosnippet、max-snippet、noindexを使う、と書かれています。隠す範囲の小さい順に並べると、次のようになります。
- data-nosnippet(データ・ノースニペット):ページの中の指定した部分だけを、説明文に使わせない
- max-snippet(マックス・スニペット):説明文に使ってよい文字数の上限を決める
- nosnippet(ノースニペット):そのページの説明文をまるごと出さない
- noindex(ノーインデックス):そのページを検索結果に出さない
1は文章の一部に付ける目印、2〜4はページの見えない部分(head という場所)に書く1行です。順番に見ていきます。
一部だけ隠す——data-nosnippet の書き方

いちばん小回りがきくのが data-nosnippet です。公式ドキュメントには、ページの文章の一部をスニペットとして使わないように指定でき、span・div・section という3種類の囲みに付けて使う、と書かれています。
たとえば、文の途中の一部分だけを外したい場合は、次のように囲みます。
<p>通常料金は月額5,500円(税込)です。
<span data-nosnippet>※10月末までの申込みは初月無料</span></p>
注意書きのかたまりをまとめて外したい場合は、div で囲みます。
<div data-nosnippet>
<p>※この事例は2024年時点の内容です。</p>
<p>※効果には個人差があります。</p>
</div>
公式ドキュメントに書かれている注意点は3つです。
- 使える囲みは span・div・section だけ。ほかの種類の囲みに付けた例は「無効」とされています
- 閉じ忘れに注意。囲みを閉じ忘れると、それ以降の内容がすべて対象に含まれてしまう例が載っています
- data-nosnippet="true" のように値を書いても、値は無視されます。"false" と書いても「使わせない」のままです
また、強調スニペット(検索結果のいちばん上に大きく出る答えの枠)についてのページには、data-nosnippet を付けた文章は強調スニペットにも通常のスニペットにも表示されない、と書かれています。
ページ単位で止める・文字数で絞る——nosnippet と max-snippet

ページ全体について伝えたい場合は、ページの head という場所に1行を書きます。
nosnippet は、そのページの説明文をまるごと出さない指定です。公式ドキュメントには、検索結果にテキストのスニペットや動画プレビューを表示しないこと、これがウェブ検索・画像検索・Discover・AIによる概要・AIモードに適用され、コンテンツがAIによる概要とAIモードの直接入力として使用されることもないことが書かれています。
<meta name="robots" content="nosnippet">
max-snippet は、説明文に使ってよい文字数の上限です。公式ドキュメントには、AIによる概要とAIモードの直接入力として使用されるコンテンツの量も制限される、と書かれています。
<meta name="robots" content="max-snippet:20">
数字には特別な意味を持つものが2つあります。
- 0:スニペットは表示されません。nosnippet と同じです
- -1:長さをGoogleが選びます(文字数に制限を付けない、という指定)
指定が重なった場合の決まりも書かれています。より制限の厳しいほうが適用され、たとえば max-snippet:50 と nosnippet の両方があれば nosnippet が適用されます。nosnippet と data-nosnippet の両方がある場合も、nosnippet が優先されます。
WordPressやWixなどのホームページ作成サービスを使っている場合、公式ドキュメントは、HTMLを直接さわれないか、さわる必要がないことがあり、検索設定のページなど別の手段が用意されている、と説明しています。使っているサービスの設定画面を先に確認してください。
止める前に知っておきたいこと——出口をふさぐと入口も細くなる

ここがいちばん大事な点です。Googleの「AI 機能とウェブサイト」には、ページがAIによる概要やAIモードで、根拠を示すリンク(サポートリンク)として表示される条件が、次のように書かれています。
- ページがインデックスに登録されている(Googleの検索の台帳に載っている)
- Google 検索でスニペットが表示される
- 検索の技術的な要件を満たしている
この条件に照らすと、ページ全体に nosnippet を付けた場合、文章が使われなくなるだけでなく、AIによる概要のリンクとしても出にくくなると読めます。「要約には使わないでほしいが、リンクは出してほしい」という希望を、ページ単位の指定だけでかなえるのは難しい、というのがOffice Nの読み方です。
ほかにも、公式ドキュメントから分かる「効く範囲」があります。
- 構造化データは別扱い:構造化データ(検索エンジン向けに内容を整理して書く目印)で渡した情報には、これらの制限は基本的に及びません。data-nosnippet の中に書いた構造化データも、検索結果に使えるとされています
- 強調スニペットだけを外すのは確実ではない:max-snippet を短くすると強調スニペットに出にくくなりますが、Googleは必要な最小の長さを示しておらず、保証はないとしています。確実に外したい場合は nosnippet を使うよう案内されています
- Google以外には別の話:公式ドキュメントには、検索エンジンによってこれらの指定の扱いが異なる場合がある、と書かれています。この記事の内容はGoogle検索についてのものです
AIによる概要が検索のクリックにどう影響しているかは、AI要約で減ったクリックの調査を読む記事で数字を整理しています。止めるかどうかを決める前の材料にしてください。
小さな会社はどこに使う?——Office Nの整理

ここからは、公式ドキュメントをふまえたOffice Nの整理です。会社のホームページの多くは、検索やAIの要約で正しく紹介してもらうことが目的です。ですから、まず考えるのは「止める」ではなく「一部だけ外す」です。
- まず直す:古い価格や終わったキャンペーンが抜き出されているなら、その文章をページから直す・消すのが先です。隠しても、ページを開いた人には見えたままです
- 一部だけ外す(data-nosnippet):期間限定の条件、こまかい注意書き、お客様の声の一部など、そこだけ切り取られると誤解されやすい文章に向いています
- ページごと止める(nosnippet):会員向けの記事や有料の内容の案内など、中身そのものが商品に近いページで検討します。検索からの入口が細くなることと引きかえです
- 検索に出さない(noindex):申込み完了のページや社内向けの資料置き場など、そもそも検索で見つけてもらう必要がないページに使います
サイト全体について「検索のAI機能に使うかどうか」をまとめて決める設定は、別に用意されています。こちらはSearch Console「検索の生成 AI 設定」の解説をご覧ください。また、ChatGPTやClaudeなど、Google以外のAIの巡回ロボットへの伝え方はAIの巡回ロボットとrobots.txtの記事にまとめています。
入れたのに効かない時——3つの確認

指定を入れても、すぐには変わりません。Googleのドキュメントに書かれている確認の順番は、次のとおりです。
- Googleのロボットがページを読めているか:公式ドキュメントには、ロボットが指定を読み取って従えるのは、そのページへのアクセスを許可されている場合だけと書かれています。robots.txt(ロボットへの案内の札)でそのページを止めていると、指定そのものを読んでもらえません
- 書いた指定がGoogleに見えているか:Search Console の「URL 検査」で、Googleのロボットが受け取ったHTMLを確認します。後からJavaScript(ページを動かすプログラム)で data-nosnippet を付けたり外したりするのは避けるよう、注意書きがあります
- 読み直してもらうまで待つ:「AI 機能とウェブサイト」には、Googleがページを読み直すまで数日から数か月かかる場合があると書かれています。URL 検査から読み直しを頼むこともできますが、同じURLを何度頼んでも早くはならない、とされています
構造化データを入れているページは、説明文とは別に情報が使われることがあります。構造化データの基本は構造化データの解説記事をどうぞ。
出典(公式ドキュメント)
- Google 検索セントラル「Robots meta タグ、data-nosnippet、X-Robots-Tag の指定」https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/robots-meta-tag?hl=ja
- Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」(最終更新日 2025-12-31 UTC)https://developers.google.com/search/docs/appearance/ai-features?hl=ja
- Google 検索セントラル「スニペットの管理・メタ ディスクリプションについて」https://developers.google.com/search/docs/appearance/snippet?hl=ja
- Google 検索セントラル「強調スニペット」のページhttps://developers.google.com/search/docs/appearance/featured-snippets?hl=ja
- Google 検索セントラル「noindex」によるインデックス登録のブロックのページhttps://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/block-indexing?hl=ja
- Google 検索セントラル「クロール・インデックス登録リクエスト」のページhttps://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/ask-google-to-recrawl?hl=ja
